東京都のお客様よりロレックスの修理のご依頼をいただきました。
この時計もかなり年季が入ってました。
ご友人からいただいたらしく、50年もメンテナンスしておられなかったそうです。
文字盤の色も変わってしまっていて、いろいろと交換させていただきました。
オーバーホール、2番車、リューズ、針3本、文字盤磨き、風防、ベルト磨き と、フルメンテナンスをさせていただきました。
別の時計みたいじゃないですか?
これだけの部品を交換しました!
ジュエリーコンシェルジュによる【もっと気軽にジュエリーライフを!】
宝石・ジュエリー製造販売/株式会社エスアールアイトレーディング/ジュエリーリフォーム・ジュエリーリペアも得意です。/大阪・神戸・東京・福岡
『ジュエリーの輝きの様に最も美しく輝いている女性』を選出する「ジュエリー業界が選ぶウーマンオブザイヤー」に今年は女優の永作博美さんが選ばれました。
永作さんはシンプルで輝くジュエリーが好きだそうです。
ご縁があって、弊社にこのダイヤモンドがやってきました。
DカラーのFL(フローレス)というランクです。
聞き慣れない方はわからないと思いますが、一般的にダイヤモンドの価値は4Cと言われている
carat(カラット)・・・重さ、1カラット=0.2g
color (カラー)・・・色、
clarity(クラリティー)・・・内包物の量
cut(カット)・・・プロポーション
の4つの頭文字で、価値が決まります。
私自身は何でもかんでも、消費者がこのランクに縛られるのは良くないと思いますが、世間一般的に販売員の方が都合の良いように説明してしまうので、しょうがないかなとも思います。このことについては、長くなってしまうので、別の機会に!
さて、その中でのカラーとクラリティーのトップがDカラー、フローレスなんです。
フローレス(FL)の次がインターナルフローレス(IF)で、IFは数は少ないですが、多少は市場に出ております。しかし、FLはほとんどありません。
簡単に書くと、
FL・・・内部、外部ともに完璧、何も傷、内包物なし。
IF・・・内部は完璧。
フローレスのダイヤモンドは、何らかの微々たる衝撃で見えないような傷でも傷が0から1になってしまい、フローレスでなくなってしまいます。
よって普段、お取引、商談時もケースに入れたままで「開封厳禁」なのです。
3ctのハートのダイヤモンドのリングの修理をさせていただきました。
ダイヤモンドを出来るだけきれいに見せる方法というのは、出来る限り爪を小さくすることが一番だと考えます。
しかし、爪が小さいという事はそれだけダイヤを留めているのが不安定という事なのです。特に2点留めや3点留めというのは、どうしても緩みやすくなってしまいます。せっかくのダイヤモンドが爪が緩むことによって落としてしまったら大変です。
ということで、もう少し爪を大きくさせていただいて、接点を増やし、緩みにくくなるようにお直しさせていただきました。
↑ 横から見たら、こんな感じです。
みなさんのダイヤモンドは緩んでいないですか?あなたの宝石は緩んでいないですか?
ふと、思った時にチェックしてみて下さい!
耳元で「トントン」してみて下さい。緩んでいたら石と爪が当たって「カチャカチャ」と音がします。